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1グリーン化、芝種はシャーク、バンカー等も移設
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昭和5年開場の我孫子ゴルフ倶楽部は昨年1月5日から10月末日まで約10ヶ月間、コースをクローズして改造を行い、今年4月にグランドオープンした。この5月27日にはプレス関係者を招き、コースの視察と改造内容などの説明を行った。
同倶楽部は、日本人設計者の先駆けとなった赤星六郎氏が米国プリンストン大学留学後コースを設計し、アメリカン・クラシックのスタイルが特徴といわれる。今回の改造は2グリーンをオープン当初の1グリーンに戻すことが第一の目的で、赤星氏のテイストを残すため東海岸のクラシックコースの改造を多く手かげたブライアン・シルバ氏に改造設計を依頼。シルバ氏はシェイパーとしてカイ・ゴールビー氏を指名し共同設計者となった。
改造設計の基本方針はオリジナルのデザインを変更しないことだったが、グリーン周りのバンカーの改造やティグラウンドの整備、用具の発達で距離が合わなくなったサイドバンカーなどの移設、新設なども行った。11番と18番はティグラウンドを後方に新設し、全長距離は6778ヤードから6912ヤードに伸びた。
平均442平方メートルで小ぶりだったグリーンは1グリーン化で平均487平方メートルと若干広くなった。グリーンの芝種は耐暑性の高いニューベントのシャークを採用した。
記者会見で同倶楽部の富田浩安理事長は「グリーンもフェアウェイも広くなったが、易しくはなっていない。戦略性はむしろ高まった」と自信深げに語った。また同倶楽部の会員で、テレビの解説者としても知られる戸張捷氏が司会進行役を務めた。
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