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カート路等改修、資本金増減資と運営・管理会社合併
新母体は(株)コンパス、オーナーはゴルフ振興にも熱心
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上総モナークカントリークラブは今年1月にオーナーが交代し、資本等を充実させるとともに7月25日から9月30日にかけて、カート道路新設等のリニューアル工事を行っている。
工事は2、3、5、7、8、9、14、16番でのカート道路の撤去と新設、及びカートの転落防止対策、1、7番のティグランドの新設。その他樹木の整備、カート道路の拡幅、ラウンド環境の改善となっている。
同クラブによれば、「ここ3、4年で従来の手押しカートのキャディ付きから、乗用カートでのセルフとキャディ付きプレーに変更してきたが、カート道路がなかったり、安心性、プレー時間の短縮の観点からカート道路を整備することになった」とし、今年1月にオーナーが交代したことで施設充実を図っているという。
同ゴルフ場は昭和59年に上総GCのゴルフ場名でオープン。平成7年に当時のテクノエイト系となった後、平成14年に自主再建型の民事再生計画が可決。その後、大朏(おおつき)直人氏(オンキョー(株)名誉会長)が20年近く個人でオーナーを務めていた。しかし大朏氏は高齢を理由に理事長を含め退き、今年1月に不動産賃貸・管理の㈱コンパス(東京都中央区銀座7-17-1)に母体が交代したという。
同社はゴルフ場事業は初めてとなるが、Tee-upブランドで女子プロを支援したり、新オーナーとなった㈱コンパスの武本孝俊代表取締役が日本ゴルフ殿堂の理事、公益財団法人・日本ジュニア育成財団の監事を務めるなど従来からゴルフの振興にも熱心という。
そもそも同CCは所属の女子プロが多く、女子プロ、研修生対象のミニツアー・KMCCリーグ大会も開催している。
なお、同ゴルフ場所有・管理の㈱上総モナークカントリークラブ(高柳喜芳代表取締役、本社=コース)は資本金8000万円から5億円程度増資後、減資し資本準備金に振り替えるなどで再び資本金は8000万円に戻すなど資本を充実。今年10月1日の予定で運営会社の㈱KMCC(高柳喜芳代表取締役、本社=コース)と合併する予定(存続会社は㈱上総モナークカントリークラブ)となっている。
今年4月に代表に就任した高柳社長は「会員が満足できるようにコース施設を充実させる方針で、来年以降も続ける予定。現在会員数は600名強だが、資金回収のために会員募集する計画はない」と説明している。
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