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子会社の㈱TG3が森インベストのゴルフ場事業承継
5月29日付け官報に公告、運営のエムアイGも取得と
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グループコースの行方に注目が集まっている森インベストグループに関して、㈱森インベスト(福永隆明代表取締役、東京都千代田区麹町5-7-2)は5月29日付け官報で、ゴルフ場の処遇を公告した。
同公告によると、㈱森インベストは吸収分割して、㈱TG3(小野雄吾代表取締役、東京都中央区銀座6-17-1)が森インベストのサニーフィールドゴルフ倶楽部(18ホール、茨城県)、かさまフォレストゴルフクラブ(18ホール、茨城県)及びオークビレッヂゴルフクラブ(18ホール、千葉県)の管理・運営事業に関する権利事業を、㈱MIS(小野雄吾代表取締役、東京都中央区銀座6-17-1)が裾野カンツリー倶楽部(18ホール、静岡県)の管理・運営事業に関する権利事業をそれぞれ承継させることとしたという。債権者からこの会社分割に異議のある場合は公告から1ヵ月間以内で受け付ける。
裾野CC(静岡)は先に三井不動産グループのリソルが会社分割で㈱裾野CCの事業を引き継ぎ設立される㈱MISの株式を6月30日に取得予定と発表しており、他の3コースの事業譲受先が㈱TG3であることが判明したもの。
TG3、MISとも不動産大手の三井不動産㈱(東京都中央区日本橋室町2-2-1)の関係会社で、同社ビル事業企画部(TEL:03-3246-3226)では、「TG3は三井不動産の100%子会社で、三井不動産がゴルフ場運営の㈱エム・アイ・ゴルフの株式も取得して継続して運営する。ゴルフ場は会員中心にうまく運営されているので会員やお客様がこれまで通りゴルフを楽しめる運営を継続したい」と明言しており、「(会員には)なるべく早い段階で発表できるようにしたい」と説明している。
つまり、裾野CCは早々とグループ会社への譲渡が決まったが、他の3コースについては「未定」で、当面は三井不動産の子会社で運営していく考えという。
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